DANGO母です。
山田洋次監督、吉永小百合主演の母さん三部作の三作目、「こんにちは、母さん」を観てきました。
50代になってから山田洋次監督の良さを感じるようになりました。
子供の頃、寅さんが面白いという大人を理解できませんでしたが、今は大丈夫です。
寅さんに文句があるなら説教できるくらい好きです。
今回は吉永小百合さんが夫に先立たれた足袋屋の女将さんになって、奮闘します。
久しぶりに実家に帰った息子はお母さんが昔と違って晴れやかでキレイになっていることに気が付きます。
恋をしているお母さんを理解できない息子、応援する孫。
息子は立派な会社にお勤めしているのですが、妻とも娘ともはたまた仕事でも、うまくいかずにに詰まっている様子です。
スカイツリーが見える下町で繰り広げる山田洋次監督の笑いと涙の人情物語。
昭和の面影もちらほらと見え隠れする、何とも懐かしい映画でした。
つい先日、「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組でこの映画を作る山田洋次監督と吉永小百合さんを追っかけていました。
「小百合さんは歳は取っているけれど体幹を鍛えているからなかなかおばあさんになれないのね」
と山田洋次監督が仰っていました。
そう、やっぱり吉永小百合さんは永遠にさゆりちゃんなのでしょう。
昔、谷崎潤一郎原作の「細雪」という映画で美しい妹役をしていましたが、若干歳を取ったとはいえ、その頃と何も変わっていませんでした。
さゆりちゃんは死ぬまでさゆりちゃんなのです。
映画館は朝一番の時間に一日一回の上映となっていますが、まだまだお客さんは入っていました。
ぜひ観に行って下さいね。