パリタクシー

DANGO母です。

時間ができたので、心待ちにしていた映画「パリタクシー」を観に行きました。

金ナシ、休みナシ、免停寸前のタクシー運転手のシャルル。

ある日、92歳のマダムをパリの向こう側まで送る依頼を受けます。

マダム、マドレーヌはタクシーに乗って、自らの思い出の場所に寄り道しながら目的地にむかいます。

全く困った様子を見せない豊かな老婦人に見えるマドレーヌの人生には、実は波瀾万丈な過去がありました。

初めてのキスは16歳の時。

そのお相手はパリをナチスから解放してくれたアメリカの軍人さん。

そのキスはオレンジとハチミツの味がした。

でもアメリカ軍は3ヶ月後にアメリカに帰ってしまった、見えないお土産を置いて……。

「昨日オレンジとハチミツの味のキスをしたのに、明日は施設に入らなくてはならない」

これが92年生きてきたマドレーヌの人生。

人生は短い、だから楽しまなきゃ。

「人は怒ると一つ歳を取り、笑うと一つ若返るのよ」

とも。

パリの美しい景色を車窓から眺めながら、マドレーヌの人生を振り返りつつ、シャルルの幸せな未来を想像する。

人の哀しみと笑いと塩味の涙、ウイットに富んだおしゃべり、かわいいいたずら、これぞフランス映画。

このお茶目な遊び心が日本人にも欲しいところ。

詳しくは映画観て下さい。

まだやってます、お近くの方は是非どうぞ。

明日はレディースディ、お安く観られます。

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