64

DANGO母です。


ドラマ「64」の原作を読みました。
横山秀夫さんの作品はこれが初めてですが、ドラマ「臨場」や、映画「クライマーズハイ」など、たくさんのおもしろい作品を書いているようです。
警察の話ですが、横山さんが書くと随分と神妙な世界になります。
ドラマ「臨場」にせよ、「64」にせよ、皆さんクスリとも笑いません。
ちょっと、みんな笑顔が足りないんじゃない?と冗談を言える雰囲気ではなさそう。
本を買おうかどうしようか、と迷っているところ、「64」を買った人のレビューを覗いていたら
「150ページまではグッと堪えて読んでください、その後はページをめくる手が止まりません!」
と書いてありました。
いざ読み出すと、そのレビュー通りでした。
逆にこのレビューを読まずに手を出していたら途中で挫折していたかも知れません。
「64」は文庫本で上下巻あり、大変長いお話なのですが、序盤の150ページをしっかりと飲み込んで読むとあっという間に読めました。
小さな支流がたくさん集まって大きな本流になり、猛々しい濁流となって読み手をも巻き込んで最後まて連れて行ってくれます。
読みごたえたっぷりです、是非ご一読下さいね。