親と子

DANGO母です。


永六輔著。
古本屋で見つけた、2000年1月に発行されているので、もう17年も前の本である。
親と子の関係は昔に比べてどんどん希薄になっている。
親と子だからうまくいかないことばかり。
なんとなくわかっていても、永六輔さんにまとめていただくと問題点が簡潔に浮かび上がる。
そうだよね、そうだったんだ、と頷きどころが満載。
永六輔さんはお寺の子で、お寺にご縁があるのか、ご法話もテープ起こしして載せている。
これがまた面白い。
メディアの方なので話は面白く、中身は深い。
古本なので、私の前に読んだ人が所々赤線を引いている。
よほど心に響いたのであろう。
私はこの赤線を引いた人とは全く違う箇所の言葉が心に響く。
響く箇所は違えども、こんなおじさんがこの世からはどんどん少なくなって、つまんないな、と思います。
もっと積極的に追いかけて、永六輔さんの薀蓄を聞いておけばよかった、と後悔。