上野千鶴子著。
DANGO母です。
5人に一人が認知症になる時代が来ました。
近親者が認知症になって亡くなると、色々と考えさせられます。
これでよかったのか、もっと方法があったんじゃないだろうか、と。
じゃあ自分がもしそうなったらどうしたいのか、これが一番気になるところです。
みんな家族の迷惑になるから施設や病院に入る、または入れさせられるのです。
そんな悩みに上野千鶴子さんは強烈に訴えます。
「家族のいないお一人様はどうすればいいのだ!」
と。
そう、みんな慣れ親しんだ家で死にたいのです。
自分で買った家があるのにわざわざ家賃を払って介護されなくても、ヘルパーさんがうちに来てくれればいいのです。
あんな時こんな時をシュミレーションしつつ、気持ちよく解決の糸口を教えてくれる一冊です。
死なない人間など一人もいないのです。
ボケてもなお快適に我慢せずに暮らしたいなら、自宅が一番です。
いい本を見つけたなぁ、と自画自賛。
いつも早口の上野千鶴子さん、まだまだたくさん言いたいことがありそうです。
こんな強い女性がいると、頼もしくなりますね。
老後が不安なの、と漠然と考えている方はご一読下さい。オススメです。