宮部みゆき著。
DANGO母です。
ここんとこ、また宮部みゆきを読んでいます。
現代物ではなくて、時代物です。
江戸、深川辺りの庶民の暮らしを書くことが多いです。
宮部みゆきを全部読んだわけではないので、他のことも書いているかも知れませが。
今回読んだ「震える岩」は、江戸時代、本所深川に住んでいるお嬢さん、人に見えないものが見える、オカルトチックな
「お初」が主人公。
お初の持って生まれたミラクルパワーで事件を解決していきます。
お初のお供には代々与力の家に生まれた、これまた与力には向かない算学好きの与力見習い「右京之介」。
死んだはずの人間が生き返る「死人憑き」この死人の霊はとんでもない力を持って100年もの過去から出てきます。
そして武家屋敷にある岩が、夜になるとガタガタと動き出す。
そこでお初は何を見て、何を感じて、これから何が起こるのか……と読み進めるうちに、家事など手がつかずに一生懸命読んでしまうわけですな。
今も大人気の忠臣蔵ですが、宮部流の解釈も出てきたりして、一読の価値ありです。
私の手元には既にこの本の第二弾「天狗風」が待機しております。
読み出すと止まらなくなるので、いつから読み始めようか、悩みどころです。