もう別れてもいいですか

垣谷美雨著。

DANGO母です。

今でこそ家族はありがたいと思う、特に夫の存在は大きい。

親より長く生活しているのだし、なんといっても言われても自分が選んだ唯一の家族だ。

それは今の私の場合。

こちらの本の主人公の場合は、歳をとるにつれて、夫と同じ空気を吸うと息ができなくなってしまった。

暴力だったり、勝手なキャッシングも、浮気もしないが、夫の発する一言一言にいつもビクビクしてしまう。

もう別れたい、でも別れてこれからの生活はどうするんだ、フルタイムで働く経済基盤のゆるゆるなパートさんのお話。

いちいち夫の口から出る心ない言葉、私は妻ではなく、健康な女中なの?

病気になったら「話が違う!」と言わんばかり、出かけると言ったら「どこへ行くんや」中学生の娘と父親のような会話にウンザリ。

結婚している人なら、何某か思い当たることがあることを、それっ!それっ!と繰り出して来る。

見えない圧をかけ続ける夫と、上手く離婚ができるのか。

離婚ができるのは働く女性の特権だな、と若い頃は思っていましたが、やっぱり真面目に離婚を考えると離婚後の衣食住の心配は尽きません。

全ての女性に読んでもらいたいですが、男性も是非読んで欲しい一冊です。

結婚はゴールではなく新しいスタートです。

ささっと読める楽しい内容ですよ。

 

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