努力不要論

DANGO母です。


中野信子著。
努力したら負けですか? 
がんばっているのに報われないと思ったら読む本、なのだそうです。
お正月、どこもいくところがないので本屋に入ったら私にぴったりの本があったと夫が教えてくれたので買ってもらいました。
昔から努力、根性、忍耐、どれも嫌いです。
頑張れる人はむしろ素晴らしいと尊敬しています。
自分のできないことができる人、もう全然わかんない。
東大卒で脳科学者、美人でとっても優秀なので最近はメディアにひっぱりだこの中野信子先生が書いたこちらの本によりますと「努力は野蛮だ!」ときっぱり書いています。
本来「遊ぶ」というのはとても高尚なことで、人間にしかできないことなのだそうです。
働くことや単純作業は機械が代替することができますが、遊ぶことはとても難しいことなのだそうです。
だからと言って働くな、がんばるな、と言っているのではありません。
「努力=生きていくために必要なことしかしない」のはとても貧困なことで、必要な部分以外にもリソースを割けるということが豊かであり洗練されている証拠なのだそうです。
「遊び」とは、ヒトが楽しいと感じられること。
大人になっても脳の中で神経細胞が生まれるのですが、せっかく新生した神経細胞も新しい刺激が入らないと死んでしまうのだそうです。
新しい刺激、すなわち遊びは脳の栄養源、ヒトの脳は努力よりずっと遊びが必要な生き物だそうです。
立派な人が言うと、説得力があります。
その他、面白いことがたくさん書いてあって紹介しきれませんが、本屋さんで見つけたら一度手にとってみてください。
人生は一度きり、どうか楽しくお過ごし下さい。