後妻業の女

DANGO母です。


映画、後妻業の女に行ってきました。
婚活に励むお金持ちのおじいさんを狙って付き合い、財産をもらう手筈が整うと殺す、ちょっと前にあった事件みたいなお話です。
美人で奥ゆかしい女性(実際には無茶苦茶なおばさん)を演じるのが大竹しのぶさん、婚活会社のオーナーを豊川悦司さんがとてもコミカルにうまーく演じています。
先ずはトヨエツ演じる婚活会社のオーナーが、婚活したいおじいさんのプロフィールを見て、オイシイと思ったら、大竹しのぶが近寄って仕掛ける、成功するとあがりは折半です。
「条件は、お金持ちは言うに及ばず、持病があって、余命が少ないともっといい。」
のだそうです。
テーマは重いのですが、コメディ映画なので軽〜い気持ちで笑えました。
が、見方を変えると、普通の生活の端々に転がっていそうな話です。
エンドロールになってまだ館内が明るくなる前に、おじいさんが二人、そそくさと出て行くのが見えました。
これからのために観に来ていたのか、現在進行形の自分の恋を疑っているのか、心の中まではわかりませんが、各々どんな気持ちで見ていたのでしょう。
と色々詮索するのはよくないですね。
ただ話題作だから、という理由かも知れませんし。
大竹しのぶがハマリ役。
「趣味は、読書と、夜空を見上げることです。」
と彼女一流のすっとぼけた笑顔の自己紹介から始まります。
お金持ちのおじいさん、気をつけてね。
人生の予習のために是非オススメします。