とんび

DANGO母です。


最近、ぎっくり腰になってからというもの、ゴロツキおばさんになっているので
ゆっくりと本やテレビドラマを満喫しています。
ドラマを観て、絶対に原作の方がおもしろいだろうと思うものは積極的に買って読んでいます。
重松清の「とんび」読みました。
泣けた。
只今内野聖陽主演で大好評のドラマ「とんび」の原作です。
みんな一人でこの世に湧いて出てきたわけじゃない。
お父さんやお母さんがいるはずだ。
そう、親がいるから子がいるのだ。
けっして一人で大きくなっているわけじゃない。
たくさん周りの人の心で大きくなって今があるんだ。
主人公のヤスさんが男手ひとつで息子のアキラを育てる。
基本は男手ひとつだが、実際には幼馴染の家族やら職場の人達、小料理屋のおかみさんなど、みんなで大事に育てていく泣けるストーリーだ。
この「とんび」泣ける。
娘に「とんびよかったでー。読む?」
と聞いたら「あー、読む読む!」
嬉しいなぁ、娘と同じ本を読んで感動を共有できるなんて!
鼻歌交じりに「とんび」を手渡した。
♪るーるっるーるーるるーるるるるるー
「ママ、それはトンボやっ!(笑)」
あ、わかった?
ココで笑ってくれるのも嬉しい。
家族っていいね、と素直になれる一冊です。
理屈抜きで読んでみて下さい。