麒麟の翼

DANGO母です。


家族に嫌われてもいいよ、あたしゃ読みたいんだよ!
麒麟の翼、全部読んじゃった。
もうスルスルサクサク。
「新参者」もおもしろかったけど、麒麟の翼もよかったよぉ(涙)
最後、泣けます。
テレビの「新参者」で、阿部寛が主人公の加賀恭一郎を演じていたので
麒麟の翼」を読むときも、私の脳内には阿部寛が駆け巡っていましたよ。
みんな普段は知らん顔して生きていますが、本当は誰かのことを想ったり
何かを伝えたかったり、心の中は熱いんですね。
表面と内面の温度差を他人に見られるのが不得意なんですね、日本人。
もっとバカになって生きてもいいんじゃないかなぁ、と。
親、子供、夫、妻、友達、先生。
好き、ごめん、ありがとう、と素直に口に出して言ってみたら、
今よりちょっとだけ世界が明るくなるんじゃないかなぁ。


ネット通販のアマゾンなんかで、読みたい本の下に書いてあるレビューを
時々見るのですが、主人公と一緒に犯人探しをしながら読む人もたくさんいるようです。
「今回もまたハズレタ!」とか書いてあるのがおもしろい。
当たることもあるんだろうか。
そんなにパッと犯人が分かる本なんておもしろくないだろうに・・・。
私はただその世界に浸りこむだけ。
むやみに犯人を探すと、勝手にワープして最後の方のページを
めくりたくなりますからね。
読書好きな人は現実逃避をしたい人、と何かの本に書いていました。
そのとおりかもしれませんね。