食卓は作る、食べる、褒める、そしてまた作る

DANGO母です。


最近、ごはんをつくるのが大変億劫になっています。
常々面倒くさいと思っていたのですが、
それでも家族が揃う晩御飯は頑張っていたつもり。
理由をあれこれ考えていたが、やっともっともらしい
言い訳が見つかった。
答えは「長男がいない」である。
とにかく食べる長男である。
食いっぷりがいい。
食べながら喋る。
オカズ一品につき、3言は褒める。
白飯は、お米の銘柄を変えたことがわかる。
キキ酒ならぬ、キキ飯である。
褒められると美味しいものを出そうとする。
美味しいと食べる。
また作る。
の繰り返しである。
長男は東京に行き、次男と娘が残った。
二人ともよく食べると思っていたが、案外量は普通である。
まあ、並ってとこだ。
振り返れば、長男につられて負けん気で食べていた、というところか。
何だか張り合いのない食卓になった。


部活動をしていた子供が、部活をやめても急に食欲が落ちないように、
食いしん坊の長男がいなくなったからと言って、急に作る量が減らない私。
先日も長男の大好きなトマトを箱買いした。
一箱500円という安さも私の背中を押した。
家に帰ってハタと気づいた。
後の2名はそんなにトマトが好きじゃないんだった。
真っ赤に熟れたトマトを丸ごと茹でて皮を剥き、
冷蔵庫でグッと冷やしてゴマドレッシングをデロデロかけてパセリを飾る。
一人一玉ずつ、長男は一度に二玉は食べていた。
野菜室を開けると、熟れたトマトが
「わたしも食べてよ〜!」
と主張している。