渋谷で着物オバサンになる

DANGO母です。


先日東京に出かけたときのこと。
長男と山手線に乗っていた時、美しい着物女子を発見しました。
1人でドアの近くに立っています。
かわいい銘仙のような着物に名古屋帯を締めています。
けど何かヘン・・・よくよく見ると帯締めが帯にうまくかかっていないので、今にもお太鼓が滑り落ちそうになっています。
声をかけて直して上げるべきか、赤の他人さんなんだからと知らん顔をしていようか・・・と悩んでいるうちに目的地の渋谷はもう次の駅。
すると偶然その着物女子も渋谷で降りましたので、勇気を出して声をかけました。
帯を全部巻きなおすと大変なことになってしまうので、とりあえずお太鼓が落ちない程度に帯の手とタレを調節してあげました。
「ありがとうございます!」と深々と頭を下げてお礼を言われました。
私も着物を着始めた頃はヘンテコだったので、よく見知らぬオバサンに呼び止められては直してもらいました。
着物を着ていると色んな出会いがありますね。
その美しい着物女子も数年経つと、もしかしたら着物オバサンになっているかも知れませんね。