テレビの大罪

DANGO母です。


こちらは和田秀樹さんの新書です。
この方、知る人ぞ知る受験のカリスマです。
林真理子さんの小説「下流の宴」に東大医学部卒で塾経営をしている人が出てきますが、たぶんこの和田秀樹さんがモデルであろうと囁かれているとっても有名な人です。
和田秀樹さんがタイトル通りテレビの大罪について持論を展開しています。
タイトルだけ見ると、テレビを全否定しているように聞こえますが、決してそうではありません。
テレビは受け手にっとて大変影響力が強いから、作り手側はよくよく裏付けを取って、考えた上で情報を流しなさい、番組を作りなさい、と言っています。
テレビは成人ばかりが見ているわけではない、モノの分別のつかない小さな子供も見ているのだから、気を付けて上げなさいと。
これから高齢者社会がどんどん加速する上で、テレビはなくてはならないものだ、とも言っています。
年寄りになればなるほど、脳に刺激を与えなければドンドンぼんやりしてしまうそうです。
若者向けの番組も必要ですが、もっとお年寄りが楽しめる番組を増やすべきとも書いてあります。
私が一番気に入ったトコロは
「痩せている人は本当に健康か?」
というくだりです。
今、ダイエットブームですが、本当に痩せているのが身体にいいのか?
色んな統計を基に語ってくれています。
例えば40歳の時点でBMI25〜29の人が一番長生きすると統計が出ているそうで、痩せている人と比べて女性は寿命が6歳も長いそうです。
BMIが25〜29ってことは体脂肪計によると「普通以上肥満以下」つまり小太りの人です。
ココを読んで、一気に和田秀樹さんの大ファンになりました。
日本人の言う「メタボ」なんて嘘っぱちらしいです。
私もアヤシイナァと思っていたんですよ、「脱メタボ」を提唱したら誰が一番儲かるのだ?と。
そのあたりも色々と書いてくれていますので、真実を探究したい方は是非読んでみて下さいね〜。