最も遠い銀河

DANGO母です。


やっと読み終えました、最も遠い銀河。
想像通りの超大作でした。
文庫本で全4巻、かなり厚めの本になっています。
この量を二夜連続ドラマで表現しきれるはずがないな、と思いました。
普通に週一のドラマにすればよかったのに・・・いや、砂の器(スマップの中居君主演)も週一では物足りなかったので、朝ドラにする?
いやいや、内容が朝から重いわい、と思ったり。
ごく普通に生きている人でも生きた年数だけの厚みがあるのに、この本に出てくる人達はとにかく苦労人だもんで、小さな頃からずっと訳あり人生である。
訳あり人生が一人や二人ならまだしも、訳ありさんが大集結しているので、ちょっとやそっとじゃ説明しきれない。
その大集合した訳ありさんがドロドロと絡んで形ある物になった時に主人公の破滅に繋がっていくという悲しいお話です。
原作は三浦友和演じる刑事はわき役で、海猿でお馴染の伊藤英明演じる天才設計士が主人公として描かれています。
ドラマは原作を読むための予習、ってことで。
ドラマに関して言えば、なぜ海猿で頑張っているのに設計士になっちゃったの?とまでリアルに思わせる伊藤英明はミスキャスト。
見るからに頭が良さそうで誰もが振り返る超イケてる二枚目、若い頃は新宿で不良のリーダーをしていたけれど女性の支えで苦学をものともせずに一流大学に大検で合格し、天才的な才能を開花させる男。
それが海猿か?とは私の個人的な意見です。
伊藤英明海猿が定着してしまっています。
渥美清が何をやっても寅さんで、ショーンコネリーは永遠に007のように。
原作は読みごたえがあります。
おもしろかったですよ。
このドラマを観た人は読むべしです。
原作を読んだ方、「桐生晴之」はあなたの中では誰ですか?
ドラマの感想はコチラ。
http://d.hatena.ne.jp/dango33/20130205/1360064751