老いの才覚

DANGO母です。


数年前に流行りましたね、曽野綾子「老いの才覚」
高齢化社会を迎えているこの国で、年を重ねても自立した老人になる方法を知らない老人が増えている、と曽野綾子さん。
子育ての仕方がわからない若い夫婦、引きこもりの子供などを取り上げてマスコミは騒ぐけれど、実は年の取り方を知らない我がまま老人の急増こそ大問題である、と書いています。
年寄りになっても自立した老人になりましょう、とのことです。
1、自立、自律の力
2、死ぬまで働く力
3、夫婦、子どもとつきあう力
4、お金に困らない力
5、孤独とつきあい、人生をおもしろがる力
6、老い、病気、死と慣れ親しむ力
7、神様の視点を持つ力
この7つが「老いの才覚」だそうです。
人間は生まれると年を取って死んでいきます。
私もこれから先、動けなくなって年老いて死んでいきます。
年を取って働けなくなったらどうしよう、という不安が漠然とあります。
昔、雑誌で「2000万あれば老後は大丈夫」という特集を組んでいました。
その数年後、「3500万あれば老後は大丈夫」という特集を組んでいました。
ほんの数年で+1500万円?うっそー!!
そんなにお金のない人は野垂れ死にか?
この「老いの才覚」に答えは書いてあります。
しかしこれを読むと、不思議と気持ちが安らかになります。
本当の幸せとは何かを教えてくれる一冊です。