変身

DANGO母です。


久しぶりに娘と古本屋に行きました。
買ったのは「変身」東野圭吾の作品です。
どこにでもいる普通の若い男性ジュンは偶然事件に巻き込まれ頭を撃たれます。
死んでいません。
たまたま適合する死人の脳みそがあったから。
世界初の脳移植手術を受けて見事に成功し生還します。
半分はジュンの脳みそ、あと半分は死んだ人の脳みそ。
ただの臓器移植となんら変わらない、と医者は言います。
意識が回復して、元の生活に戻ると意識に異変を感じます。
以前のジュンとは違う考え方や性格に変わってきます。
オレは誰だ?
誰の脳みそを貰ったのだ?
と、どんどん東野ワールドの深みにはまってしまいます。
で、あっという間に読んじゃった。


人の身体はとっても不思議です。
特に人の脳の働きは、わかったようでいて、ホントはほとんど解明されていないのだとか。
人の魂って何だ?
人が死ぬってどういうことだ?
科学だけが正しいのか?  
主人公に本の中から次々に問題を投げかけられながら物語は進んでいきます。
即答できない難問ばかりです。
頭の中に別の人格が突如現れて自分を支配するようになったら、さあどうする?