死のドライブ

DANGO母です。


去年の夏、車の免許を取った長男。
自動車学校は高松で通ったけれど、免許は東京で取ったのでそれっきり。
正真正銘のただのペーパードライバーである。
それでは折角取った免許も宝の持ち腐れ・・・ということで
公道にて練習することになった。
教官はもちろん私だ。
若葉マークを貼り付けて、よし、いくぞ!
と気合を入れたけれど、うちの駐車場から出るのに一苦労。
汗をかきかきやっとのこと公道に出た。
少し進むと、交差点の右後方から救急車がファンファン♪
ゲロッ、左の一車線目に入って停まれよ、と指示したけれど、
うちの車の真横には、正月浮かれしたオバサンが家族を乗せてルンルンと運転している。
オバサンの世界は車中で完結している様子。
救急車には全く気づいていない。
運転しながらお喋りに夢中、浮かれっぱなしの状態である。
ありゃりゃ。
スピードを落とすともなく、追い上げるでもなく、停まる気配が全くない。
入れる気配も全くない。
前に入れる気持ちがないなら、ぐーっと前に出てくれよ、後ろに入るから。
教習所で習わなかったか?
それともあまりに昔の話で忘れちゃったか?
とにかく、ウィンカーを出してもヘラヘラ笑って
わが道を行くオバサン。
私はいいよ、死んでもね。
けどうちの子を殺す気か?
イライラしつつも後ろからは救急車がファンファン♪
仕方がないから、窓を開けてオバサンに丁寧に
「××××××××××××××××××××!!!」
と、一声お願いしましたよ。
安全運転でお願いします、マジで。
周りを見ろよ、オバサン。
浮かれてたら死ぬよ、オバサン。