ジーン・ワルツ

DANGO母です。


NHKの火曜日午後10時からのドラマ
マドンナ・ヴェルデが来週とうとう最終回になりました。
おもしろいドラマだったので、もっと掘り下げて
長く続いてくれればいいのに・・・とっても残念です。
ドラマは松坂慶子扮する55歳の母、山崎みどりが主人公であるが
原作はみどりの娘の曽根崎理恵が主人公です。


「皆さんはお母さんの中から五百分の一、お父さんからは
五億分の一の狭き門を突破してきた遺伝子のエリートたち、なんです。」


お母さんの五百とは、女性が一生のうちに作る卵の数、
お父さんの五億とは、一回に放出される精子の数だそうです。
原作を読んでいると、妊娠、出産が、科学の力だけでは
図りきれない、もっと別の違った領域からの力が働いているのでは?
と、感じます。
主人公が大学の講師なので、講義シーンでは度々イノチノフシギを
科学的な面から色々と説明してくれます。
作者の海堂尊が医学博士ということもあって、つい信用してしまいます。


妊娠、と一口にいってもいろんなケースがあります。
結婚して、妊娠して、健康な子供が生まれてくるのは
当たり前のように思っているのだけれど、この本を読む限り、
実は大変な奇跡の積み重なりのようです。
感謝の心を大切にしたいと思います。