内館牧子著。
DANGO母です。
70歳になった主人公が、私の人生このままでいいのか、趣味やボランティアに埋没することだけが70歳のできることなのか。
結婚、子育てを終えて、気がつけば70歳、専業主婦、周りを見れば同い年で活躍して独り立ちしている女性たちは輝いてる。
あの時あっちを選んでいれば……
などなど、あーでもない、こーでもないとひたすら考えては思い通りにならない女性の人生を描くドラマです。
人生100年時代と言われた方もいましたが、70代ともなると、そうそう輝こうと思っても輝けないものです。
あ、これは伊集院静さんの悩み相談の本に書いてありました。
輝けません!という悩みを持つ70代の女性に
「輝けるわけないだろーっ!」
と突っ込む伊集院静氏。
それはそうだわ、と納得していたのですが、このドラマを観ると、それでもねぇ〜と同調してしまいます。
ドラマが面白すぎて、本を買ってしまいました。
内館牧子さんの本はこれで2冊目。
チラチラと蛇の舌のように出てくる毒が良いですね。
毒は吐くけど、世の女性が「わかる!わかる!」と思える可愛らしい主人公。
先回りして原作を買いましたが、この先のドラマも楽しみです。
夫が風間杜夫さん、義理のお兄さんを平田満さんが演じています。
映画「蒲田行進曲」を彷彿とさせる配役です。
それも楽しいです。