最後は語彙力

DANGO母です。


テレビで作詞家の松本隆がサワコの番組に出ていました。
ヒット曲は数知れず、心に残る名曲の数々を作った昭和のヒットメーカーです。
細野晴臣大瀧詠一らと組んだバンドは個性が強すぎて三年で解散、その後すぐに作詞家として歌謡曲の世界に飛び込みヒット曲を連発したのだそうです。
最近の音楽界ではシンガーソングライターの活躍で作詞家のニーズは昔ほどないそうです。
が、これから先、夢、明日、希望、なんて単語しか出てこない歌が果たして心に残る曲になるのか?今は売れているからいいけれど、その先心に残る名曲になるのか?と音楽界に警鐘をならしています。
そろそろ歌い手と作り手の分業制にしてはどうか?と。
松本隆さんは言葉の引き出しをたくさん持っているのだそうで、そこからコチャコチャと言葉を出して組み合わせていくのだそうです。
「最終的には語彙力です。語彙力は本を読むしかつきません」
そりゃそうだ。
詩を作ることはどれだけボキャブラリーが多いか、ということ。
知っている言葉の中からでしか作ることができないからなんですね。
ずっと真摯な姿勢で臨む姿が素敵だな、と思いました。