クロワッサン 着物の時間

DANGO母です。


ようやく秋が深まってきました。
着物シーズン到来です。


着物を着始めた当時に買った本を取り出して眺める。
2004年の本だから、ずいぶん古い本である。
雑誌「クロワッサン」に「着物の時間」という連載コーナーがあって、
毎回、女優さん、作家、文化人など、特殊なお仕事の着物好きが
美しく紙面を飾っていて、開くのが楽しみだった。
そのコーナーが一冊の写真集になって、この本が出来ている。
写真も素敵だが、着る人が、なぜこの着物が好きだとか、この着物を
選んだ理由とか、こだわりの種を明かしてくれるところもおもしろい。
今開いても新鮮な思いで見ることができる。


着物のいいところは、年寄りになればなるほど素敵に見えるところだ。
人間誰でも年を取る。
いくらボディースーツで補正しようが、スポーツジムに通おうが、
歳をとると誰でもが胸は萎んで垂れ、背中は猫のように丸くなり、
お腹にはぽってりと立派なお肉が付くのである。
その欠点を見事にフォローしてくれるのが着物のいいところである。
この本にもたくさんのお年寄りが登場しているが、どのおばあちゃんも美しい。