沈黙

DANGO母です。


遠藤周作著。
読みました、沈黙。
信仰とは何か、いつまで沈黙を続けておられるのか。
信じていた神は本当はいないのではないか。
宗教とは何か、信仰とは何か。
江戸時代、はるばるポルトガルからアフリカを経由して日本に来たパードレが棄教してしまうのはなぜか。
銀貨30枚でキリストを売るユダと、自分自身と、自分自身を日本に導いた元キリシタンの酔っ払いキチジローを通して悩み続けるパードレ。
難しい本かしら、と思いながらも読み進むとページをめくる手が止まらなくなるほど引き込まれました。
そりゃ何度も映画化になるわ、という納得のいく作品です。
どんな苦境に立たされても、それでも信じ続けることができますか?
いつまでも沈黙する神をあなたはまだ信じ続けることができますか?
たくさんの問いをくれる一冊です。
宗教問わず、まずは読んでみてください。