「依存症」社会

DANGO母です。


和田秀樹さんの新書「依存症」社会を読みました。
先日朝日新聞で見つけたホッカホカの新作です。
子どもが受験生ということもあって、最近興味が湧いてきた人です。
参考書のコーナーのすぐ横に和田秀樹さんのコーナーがあるそうで、受験の専門家としても有名ですが、ホントは精神科の先生です。
依存症はとてもおそろしい「病気」です。
アルコール中毒にはじまり、ギャンブル中毒、覚せい剤依存、買い物依存、最近は子どもの間でもゲームやネットの依存症が横行している様子です。
ただの怠け者だ、と笑って済ませがちですが、実はもっと根深い問題が隠れているようです。
人間はとても弱い生き物です。
何かに依存してしまうのも、この本を読むと頷けます。
依存症は怠け者とは違います。
意思が弱いとか、気持ちをしっかり持たないからなるんだ、という日本人の大好きな精神論では片付けられる問題ではないのです。
明らかに病気です。
しかも、誰でもなる可能性があるのです。
気になる方は是非ご一読下さい。
日本の未来を含めて、マジメに向き合わねばならない問題だと気付かされます。
和田秀樹さん一流の語り口でサクサクと切りこんでくれますよ。