ブータンの国王夫妻

DANGO母です。


今日、ワイドショーを見ていたらブータン国王夫妻が帰国するという
ニュースが流れていた。
若く逞しい国王と、物静かな美しいお妃様。
まるで昔話の絵本から飛び出してきたような、絵に描いたような、とは
この二人のことを指すのではないか。
雨の中、金閣寺を訪れた二人は、住職が雨に濡れていると
ササッと傘をさしかけていた。
国王が、坊主に傘をさしてあげる・・・こんな絵はなかなか見られたものではない。
若いのにいい人なんだなぁ〜と心底感心した。
あの傘を差しだすタイミングは、誰かに言われたからではない。
国王の心根がイイ証拠だ。
挨拶をするとき、いつも手を合わせているのが全然嘘っぽくない。
育ちのイイ、チャラけたボンボンはこの世に掃いて捨てるほどいる。
国王も生まれたときからすでに育ちはいいはずだ。
何でも持っていて、周りの人が手をかけてくれたはずだ。
なのに、だ。


「いくら努力しても『優しさ』は身に付きません!」
とは、子供の小学校の元担任の言葉である。
生まれながらにして優しさを備え持つ若きブータン国王。
そのブータン国民の幸福度はとても高いそうである。
(日本人の幸福度は世界ランキング90位ね)
本当に大切なものは目に見えないものだ。
お金で買えるようなものは所詮大したものではないのだ。
これからのブータンが楽しみである。
また来てね、ブータン国王夫妻。