DANGO母です。
このところ、母の老化が激しくて、こっち系の本を手に取るようになりました。
樋口恵子著。
介護保険を作った人ですが、自分自身がそれを使う身になって、人生のヨタヘロ期をどう生きるのがいいのか、たくさん提案をしてくれている本です。
樋口恵子さんが中年の頃は日本人の平均寿命は70代だったので、自分よりも家の方が長持ちすると思い込んで家に手を入れなかったのだとか。
あれよあれよと平均寿命が伸びて今では女性は87歳。
家が死ぬか、自分が死ぬか、とうとう家の建て替えをしたそうです。
二度の引っ越しとお金がどっさりなくなったのとで、グッと気持ちが落ち込んだのだとか。
それまでは高級老人ホームでオシャレな老後を描いていたのに、こんなはずではなかったよ、と。
その他にも手術や若い頃の怪我が進化してしまったり、プラスのペットロス。
長生きするのも楽じゃない、人生の二番底三番底があるということも面白く教えてくれます。
備えあれば憂いなし、いつの間にか人生100年時代になってますので、勉強させていただきます。
年老いる母を見ていると、老いはゆっくり来るものではなく、ある日ガクーン!とやってくるもののようです。
生まれてきた限りは病んで老いて死んで行くとわかっていても、いざ当事者になると困ってしまいますね。
一緒に考えて参りましょう。