DANGO母です。
親が具合が悪くなった時、意思疎通ができなくなった時に入院などしようものなら全て家族の責任で治療方針が決まっていきます。
こんな無知な私に何を聞いてくれよんじゃ!
と混乱します。
そんな時に困らない一冊です。
著者の中村仁一さんは、京大医学部卒で勤務医として活躍後、老人ホームで長年看取りをされた医師。
ガンは細胞の老化、ボケは脳の老化、老化は病気ではないので絶対に治りませんときっぱり言い切る、珍しいお医者さんです。
後期高齢者の延命治療は治療ではなく生き地獄ですぞ!と警鐘を鳴らします。
もっと早くこの本に出会っていれば、もっと父親は楽にあの世に行けたかもしれない、と後悔しました。
無知とは悲しいことです。
生きることに精一杯頑張るゆえに死ぬことを忘れた多くの日本人。
生きることと死ぬことはセットです。
不老長寿の人間なんてこの世には存在しないのだから。
親が元気なうちに読んで欲しい一冊です。
かかわるな