美しい日本語が身につく本

DANGO母です。


金田一秀穂監修。
お寺にお参りに来る方々、特に戦前戦中に軍国少年少女だった年代の方々はとても言葉が丁寧で美しいです。
なかなか真似をしようとしても、とてもぎこちなくなって、しゃべっている端から赤面しそうになります。
きっとその年代の方は綺麗な日本語がしっかりと根付いているのだとお見受けします。
お寺ではまだまだ美しい言葉が存在します。
雨の日に来た人には
「足元のお悪い中……」
と言ったり、お菓子を差し上げるとかには
「お口汚しでございます」
と言います。
同年代の人の口からは出てきた記憶のない言葉です。
せっかくなので、これはちょっと勉強しなきゃ、と手に取った一冊です。
英語にはない、趣のある言い回しであったり、四季折々の言葉があったり。
日本語ってこんなにたくさんの言い回しや表現方法があるのか、と目から鱗です。
今、躍起になって英語、英語と盛んに言われていますが、日本語も捨てたもんじゃあありません。
こんなに奥深い言葉をサラリと使えるのが真の大人です。
しっかり読んで、自分の言葉にしたいと、暇があればチラチラのぞいては声に出して練習しています。
美しい言葉は大人の嗜みですもんね。