心に残る言葉

DANGO母です。


テレビで俳優の高倉健さんの特集をみました。
若いころの高倉健さんは、今までの活躍を知る人からは想像もできないくらい、別人ですかぁ?と思うほど似ても似つかない普通の二枚目ボーイでした。
失敗を重ねながら頑張って、努力した人だったのが、顔や生きざまに表れていました。
その番組の中で、石倉三郎さんが高倉健さんから贈られた言葉が心に残りました。

「冷に耐え 苦に耐え 煩に耐え 閑に耐え 競わず 争わず 以て大事を成すべし」

中でも俳優さんという仕事は閑に耐えるのがとても困難なお仕事なのだとか。
「仕事がないからといって、何でもやっちゃあいけないよ。エサを取るときは卑しい取り方をしちゃいけないよ。卑しさが目に出るからね。」
と言われたそうです。
それは俳優さんに限らず、どんな仕事をしている人も同じだと思います。
さすが健さん、なんとも含蓄のあるお言葉じゃあありませんの。
売れる前、売れ出した頃は立て続けに一年に何本もの映画に出演していましたが、ある時を機に、急にスローペースになりました。
卑しい取り方はだめなんです。
閑に耐えるのです。

「貧乏なのはいいけど、貧乏くさいのは嫌なのよ」

もう誰の言葉かは忘れましたが、私の好きな言葉です。