黒猫

DANGO母です。


数日前に、ボロボロの黒猫が姿を見せ始めました。
傷だらけで目ん玉はからは潰れたように膿が流れてます。
下の歯はイノシシのように飛び出ていて、奇ッ怪な形相。
今日は捕まえて病院に連れて行きました。
「この子は猫エイズで、感染症が3つ以上ありますから飼うのは無理ですよ」
と先生にキッパリと言われました。
推定年齢5歳、水色の首輪を付けた立派な飼猫です。
命に限りがあるのはわかっていますが、いざそれを目の前に突き付けられるとオロオロするだけでした。
「DANGOさんは十分してあげましたよ」
と言う先生の言葉に助けられました。
無駄な抵抗とは思いつつ、注射と傷の処置をしてもらって帰りました。
公園の桜の根元で解放してあげると元気よく爪を研いでいました。
次に振り返るとその猫は姿を消していました。
夜から雨が降り始めました。
何とも切ない夜です。