鑑定人と顔のない依頼人

DANGO母です。


主人公はジェフリー・ラッシュ演じる美術品を鑑定する一流の鑑定士。
ジェフリー・ラッシュて誰だ?
名前だけではピンと来ないでしょうが、映画パイレーツオブカリビアンで憎たらしい船長バルボッサを演じたおじいちゃんです。
この主人公はある日一本の電話で鑑定を依頼してきた若い声の女性にドンドン惹きつけられ、やがて恋に落ちます。
これまで長く生きてきて誰かを好きになることなどなく、こっそり集めた美しい肖像画だけを愛してきた主人公です。
この年齢にして人生初の恋です。
そしてめでたく恋愛成就!と思いきや、最後にはとんでもないどんでん返しが待っています。
主人公と謎の依頼人はどう見てもじいちゃんと孫。
じいちゃんと孫ほど年齢差があっても恋愛は成立するのか、とワクワクしていましたが、最後はじいちゃんがとってもお気の毒。
高齢になって恋に破れると、若い時よりもダメージが大きいですね。
大人になっても恋がしたい人におすすめです。
人生はハッピーエンドばかりじゃないってことを深く心に刻み込んでくれる戒めの一品です。