進化する菊饅頭

DANGO母です。


高松のご法事には欠かせないアイテムが菊饅頭です。
菊饅頭とは、漉し餡が入った蒸しまんじゅうを菊の花のようにハサミをパチパチと入れて菊の花が咲いたように見せているもの。
下から白、ピンク、緑で、大中小の順に3段重ねの鏡餅のようなお饅頭です。
香川県以外の人に聞いてみると、そんな饅頭は見たことがないというので、多分香川県独特のお供えなのだと思います。
法事の際にはその三段重ねの大きなお饅頭を一対、鏡餅と一緒に飾ります。
昔は必ずといっていいくらい菊饅頭は法事の必須アイテムでしたが、このところ人気がなく、姿を見せなくなりました。
あまり菊饅頭を見なくなったのですが、今日の法事で、久しぶりに菊饅頭に出会いました。
三段重ねの饅頭の上に、アンコで作った白や黄色やピンクの花が所せましとデコレーションされています。
中国のお正月を彷彿とさせるような、何ともゴテゴテのアンコの花です。
とっても可愛らしいですね。
あまりに可愛らしいから、お家のご主人にお願いして写真を撮らせてもらいました。
「菊饅頭は持って帰っても困るから、お供えしなくてもいいでしょうか」
とよく聞かれますが、うーん、どうでしょうか。
法事の際に菊饅頭あるとお写真周りがグッと華やかになります。