永遠の0

DANGO母です。


年末から友達と約束していた映画に行ってきました。
「永遠の0」百田直樹原作の映画化です。
「ハンカチは3枚用意するらしいよ!」
と、友達はウキウキと興奮気味。
私は原作を読んでいるので、そこまで泣く映画になるのかなぁと疑心暗鬼。
結局二人ともハンカチいらずでエンドロールにこぎつけました。
暗い客席には嗚咽をこらえて涙々の人もおられましたよ。
お話は特攻隊に志願して終戦間近に死んでしまったお祖父さんの当時の生き方を振り返るというお話です。
生きて家族の元に帰ります、と言い続けて臆病者のレッテルを貼られた戦闘機乗りのお祖父さんの若かりし頃を振り返りながら、先の戦争は一体何だったのか、何を学んだのか、これからの日本はどうなるのだろうか、と考えさせられるお話でした。
ゼロ戦が編隊を組んで悠々と空を飛ぶシーンはとても綺麗ですが、それとは裏腹に、飛行機や銃弾以下の扱いを受ける若い日本兵の扱いは悲惨きわまりないことこの上なしです。
映画の中には出てきませんでしたが、特攻隊に志願しない飛行機乗りは上官に呼ばれて、「志願する」と言うまで「説得」されたのだそうです。
紙切れ一枚で呼びつけて「死ね」と言われた時代。
自分の子供達が世が世なら学徒出陣世代にかぶるので、観ていてぞっとしました。
どうぞ世界が平和でありますように、と祈らずにはおれません。