最強のふたり

DANGO母です。


ずっと観たかった映画を借りて、このお正月にやっと観る事ができました。
最強のふたり」というフランス映画です。
事故がもとで首から下が麻痺しているお金持ちの男性と、住み込みで介護をする前科者の生活をとても楽しく描いています。
従来の介護の話、と聞くと、とても辛くて根性や忍耐やお涙がつき物のように思えますが、こちらの映画に出てくる介護をする方は、とてもあっけらかんとしていて、妙な気遣いや同情をせずに付き合うので、笑えます。
麻痺している主人公も、ジョークか皮肉かわからない物言いをツルリと受け入れてさらりと笑い飛ばします。
金持ち男性の身の上話を聞きながら、自分抱えた悩みはそっちのけで、
「まるでケネディ一家みたいな家だな、おまえんちは!」
と真剣な顔で心配したり。
お金があれば、こんな介護もアリだわね、と思います。
すごいのは、この映画は実話をもとに作られているということ。
こんな話が実際にあるんだ!と思うと、老い先なかなか悪いことばっかりではないんじゃないか?と希望の光が差し込む気がします。
ホント、この映画は超オススメです。