貧乏のススメ

DANGO母です。


若い頃の苦労は買ってでもしろ!
とよく言われます。
先日、斎藤孝の「貧乏のススメ」を読みました。
この先生の本はいつもとっても読みやすく書かれていています。
先生も若い頃に貧乏をされた経験があり、未だにそのトラウマから離れられないと本の中でおっしゃっています。
東大まで出たのに無職だったこともあるので、来る仕事を片っぱしから受けていたら死にかけたそうです。
未だに仕事が来ないと恐ろしくなるそうです。
しかし、若い頃に貧乏なのと、年を取ってから貧乏に「なってしまった」のとは大きな違いがあるそうです。
確かに若い頃の貧乏体験には夢があります。
年を取って貧乏に脱落するのは若い貧乏よりももっと辛いですね。
貧乏を糧にして頑張れよ!と斎藤先生は日本人にエールを送ってくれています。
「うどんには絶対に天かすをかけない!」
という知り合いがいます。
彼が若くて貧乏な頃、うどんに天かすをかけて食べてばかりいたそうです。
(高松ではかけうどん1杯160円ですからね)
お金が出来たら絶対に天かすなんか食べるもんか!と頑張ったそうです。
今では天かすをかけない生活を送っているようです。
これも貧乏を力に変えたお話の一つではないでしょうか。
しかしこの話、アトがあります。
彼のよく行くうどんやさんのオバチャンは、彼がいくら「入れません!」と天かすを拒否しても、うどんを食べに行く度に「天かす入れましょか?」と毎回聞いてくるのだそうです。
オバチャンに悪意はないのでしょうが、その言葉を聞くたびに「オマエには天かすがお似合いじゃ!」と感じるのだそうです。
貧乏を力に変えて頑張りましょう。