原発はいらない

DANGO母です。


先日、古本屋さんをウロウロしておりましたら、つい目に留まったので
早速買って読みました。
原発はいらない」小出裕章著。
去年の3月11日に福島原発が爆発してからというもの
原発稼動、反対、と、賛否両論ありました。
が、賛成か反対か、と論議できるのは、放射能原子力というものの
知識がある人だけが参加できることだと考えていました。
原発事故が起こって以来、新聞やワイドショーなどでいろんな人が
賛成!反対!と騒いでいましたね。
本の帯には
「なぜ原発は全廃しなければならないのか。これがその答えです。」
と書いてあります。
うん、私もその答えが知りたい、と素朴に思えました。
先日、ワイドショーの取材に応えていた小出さんをテレビで観ました。
はっきり言って、日の当たらない人だな、という印象でした。
37年間もの間、ずーっと助手暮らしだそうです。
なぜか?
学生の頃、原爆の元である原子力を平和利用できると喜んで勉強に励んでいた
のですが、原発をやめさせるために原子力の勉強をするようになっちゃったからです。
そのきっかけは女川原発の反対運動との出会いだったそうです。
反対派の意見は
原発が安全ならば、なぜ仙台に作らないのか!」
これに対して、小出さんは答えを探し求め、いきついた答えは
原発は都会では引き受けられないリスクを持っている」
でした。
都会じゃだめだけど、過疎地ならOKって何でしょう。


すでに読んでいる人がたくさんいると思いますが遅ればせながらオススメします。
放射能の単位から何から難しいあれこれを素人に分かりやすく教えてくれます。