塀の中の中学校

DANGO母です。


あれからほぼ一年が経ちました。
そう、「塀の中の中学校」を夫が録画に失敗して、ドラマは半ばでENDマーク。
塀の中の中学校は、実際にある松本市の桐分校が舞台で、
受刑者が一年間勉強をして中学三年生までの教育を身に着けて卒業します。
一クラスは5人、色んな人生の重荷を背負った一人一人が中学に入って変わっていく、
というお話です。


その後、レンタル屋を探すこともなく、先日何気なくネットで検索したら
ありました、ありました。
無料動画で2日に分けて観ることができました。
よかった、とにかくよかった。
大滝秀治も、渡辺謙も、オダギリジョーも、みんなよかった。
時間のある人、是非観て欲しいです。


大滝秀治演じる佐々木昭男(76)は、学ランを着て登場。
オダギリジョー演じる先生に
「ここを出たら、何がしたいか、夢はあるか?」
と聞かれ、
「夢はありません!」
ときっぱり言い切る。
そりゃそーだろう、まだまだ刑期は終わらない。
狭心症、高血圧などで、毎食後に7個の薬を飲んで、ニトロは常に手放せない状況。
そして、体育の時間にはもちろん運動はできないわけだが、
見学は壁の前に後ろ向きにその時間中立っていなきゃならない。
もちろん、76歳の高齢で持病もちなので苦しみながら倒れるのだ。
生きて塀の外に出られるか、塀の中で死んでしまうか、そっちの方が心配だろう(笑)
それでも刑務所の中学校で精一杯勉強をする。
大滝秀治が出てきて5分で泣けちゃうから。


生きる価値のない人間でも、うまい弁当を欲しがり、死にたくないから薬を飲む。
ホント、生きるって何だろう。
このドラマを最後まで観て、改めて今を生きる意味を本気で考えなきゃ、と教えられました。
秋の夜長にオススメです。
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